- 2009-03-01 (日) 13:17
- 原則編
「数字はあっていて当然。間違っていたら、それだけで資料の
価値は無い」
冷ややかな恭一の視線。優子は、鷹の前の小動物のように
身動き一つできない。
「SUMIFで集計した実績表は、データシートに実績を
貼り付けるだけで自動集計するから、確かに簡単だ。
しかし、そこに盲点がある。人は楽をすると気が緩む」
優子は直球で抉られた感じに、思わず華奢な肩を縮めた。
「この場合の原因は、参照するKEYの列(フィールド)の
計算式の設定がデータ範囲をカバーしていないから、
集計されていないんだ」
それは、事前にわかっていたはずだった。
しかし、ミスは起こった。これからも自信が無い。
しかし、恭一は意外なこと口にした。
「簡単なことさ。トラップを仕掛けるんだ」
「トラップって、罠のことですか」
「相変わらず、ストレートだね。まあいい。喩えだよ。
ミスチェックの仕掛けを作っておくのさ。
もちろん、使用頻度の高い定型帳票でいいんだが」
「データシートの合計と集計した一覧表の総合計との差異を
シートの空エリアに用意しておけばいい」
「本当だ。これなら嫌でもわかりますね。一目瞭然って感じ」
「印刷エリアの範囲からは、はずしておかないと紙の無駄に
なる点は注意しておくんだ」
優子は優等生のように頷く。
「一番大切なのは、ミスは起こるものとして確認を怠らない
事なんだ」
優子は、心の重しが無くなった感じがした。
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《今日のTips》
『ミス回避トラップを仕掛けろ』
解説:
ミスは起こるもの。わかっていてもなかなか、対処ができない。
それは、チェック視点が定まっていないからだ。
漫然と一覧表を眺めていいてもチェックにはならない。
使用したデータの総合計と集計値の差異をチェック値として
使用する事もいい方法だ。If文で警告が出るようにして、
スグわかるようにしてもいい。
また、他人の集計表を借りる方法もある。
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